モデルの仕事ってどんな仕事?
モデルの仕事とは商品の販売促進(売り上げを伸ばすこと)のために広告宣伝やショー、イベントに出演することです。
ですから、モデルは自分が出演している商品をいかに良く(魅力的に)、印象的に(覚えてもらえるように)伝えられるかが大切です。
多くの人は雑誌に出ている人、ファッションショーに出ている人、CFに出ている人のことをモデルだと思っていますが、本当のモデルの仕事とは、上記以外にも商品カタログ、通販カタログ、パンフレット、雑誌広告、新聞広告、中吊り広告、POP、PV、ビルボード、電飾看板、チラシ等など、実に多岐にわたり、日々見過ごしてしまうような様々な広告宣伝物の仕事を取るために、モデルたちは必死に活動しているのです。
モデルとタレントはどこが違うの?
タレント、歌手、女優はキャラクター、表現力、演技力があれば特に容姿にはこだわりませんが、モデルはそれ以前に、他のどんな職業より容姿が問われる仕事です。
日本ではモデルの仕事をしていないのにモデルを名乗っている人、タレントをやっているのにモデルを名乗っている人などがおり、まぎらわしい限りですが、モデルという職業は日本独自の業態ではないので、海外の(特に欧米の)モデルをイメージしてみるとモデルの特徴はよりハッキリ理解しやすいと思います。
モデルがタレント、歌手、女優と圧倒的に違うのは、モデルからタレント、歌手、女優に転向することは出来ますが、その逆はありえないということです。またモデルは、スポーツ選手と同じく、若いときしか活躍しづらいというのも大きな違いでしょう。
モデルの条件を備えている人は30歳まではモデルとしてできるだけ活躍し、将来タレント、女優、歌手、その他の道に進むというのがチャンスを大きくする秘訣です。
ファッション誌のモデルになりたいのですが。
ファッション誌は登場するモデルの質によって顕著に売れ行きが左右されるものですから、モデルの争奪戦が特に厳しい世界です。よっぽど稀なケースでない限り新人が1冊の雑誌の顔として読者に認知されるのは早くて2~3年、表紙に起用されるには5年以上かかることも少なくありません。出版社は雑誌とともにモデルを育てる(レギュラーモデルとして育てたい)という考え方なので、モデルとしての資質もさることながら、新しさ、年齢、本人のキャラクターや雑誌のテーマ、時代性に合っているか等様々な条件をクリアすることが必要です。
よく1回でいいから雑誌に出てみたいと願うモデルがいますが、1回出たところで雑誌社も本人も特に大きなメリットが無いのでそういうレベルの考え方は通用しません。何より、モデルは選ばれるのが仕事なので、きちんと外見、スキル、センス、キャラクターを磨いていけば必ずチャンスは訪れます。
ファッションショーのモデルになるには?
ファッションモデルとは、特に「身長」「体型(バランス)」「個性」「表現力」が高いレベルで求められる職業です。見た目の容姿もさることながら、表現者としての技術も不可欠なので、初期の段階から自分の条件を高めること、ファッション系に強いエージェンシーに所属できるようになることなど、はっきりした目標を立てることが大切です。
CFにはどうしたら出られるのですか?
TVCM=CF(コマーシャルフィルム)は雑誌のように独自の年齢層、読者をターゲットにしているのではなく、多くの人(老若男女)に支持される好感度が重要視される仕事です。
企業CMのイメージキャラクターは健康的、清潔感、人柄等人物を通じてメッセージする必要があるので、演技力を磨き、好感度の高いキャラクターを身につけることが大切です。きちんとした仕事は、モデルの管理がちゃんとできている信用あるモデルエージェンシーを通じてしかオーディションが来ないので、信頼できる事務所に所属していることも重要です。
海外で活躍するモデルになりたいのですが
モデルエージェンシーには、主に国内で活動するモデルを扱っているドメスティックエージェンシーと、海外を拠点に働いているモデルを扱っているインターナショナルモデルエージェンシーがあります。
海外で活躍することを希望するモデルの場合、まず自国の所属エージェンシーを決めなくてはなりません。そして、そのエージェンシーをマザーエージェンシー(母体となるエージェンシー)として、希望する国の最良のエージェンシーを見つけてもらいます。そのやり取り(コンレポンデンス)はすべて英語で、相手国の査証(ビザ)、モデル契約書、現地のアパート、渡航の際のエアチケット等々、さまざまな準備が必要ですが、有名インターナショナルモデルエージェンシーであれば、日々世界各国のネットワークを通じてそうしたやり取りをしているので、より海外への道が近づきチャンスも増えます。
よく勘違いしているのは、自分は地方から東京へ行くとき、飛び込みで行って成功したから海外でも同じ手段でやってみようと思う人がいることです。多くの場合、言葉が通じずコミュニケーションがとれない、ちゃんとしたアパートを探せない、あっという間に資金が底をついてモデルどころではなくなった等のトラブルに巻き込まれています。
マザーエージェンシーとは、事前に海外のモデルエージェンシーと査証・契約等のセッティングをしてくれるだけでなく、モデルが行先国でモデル活動がスムーズにできるようにあらゆることをサポートしてくれる重要な存在です。海外でモデルとして活躍するもっとも大切なことのひとつはマザーエージェンシーの良し悪しだと言っても過言ではありません。
パリコレに出たいのですが
まず信頼のおけるマザーエージェンシーを見つけることです。
なぜなら、もしパリコレに出られるようになれば、ミラノコレクション、NYコレクション、ロンドンコレクションにも出られる可能性が生まれます。そうなるとますますマザーエージェンシーの交渉能力が重要で、豊富な知識やアドバイスが必要不可欠になるからです。
ちなみに海外のインターナショナルモデル(世界を股にかけて活躍するモデル達)は、パリでは○○○○、ミラノでは○○○○、NYでは○○○○、東京では○○○○と、行く先々にエージェンシーを持っています。これはクライアントからの要請があれば、ダイレクトブッキング(特別な仕事のために海外へ出向くこと)等で1日~数日間の仕事に対応するためです。詳しくはインターナショナルモデルエージェンシーの仕事をよく知ることです。