(1)「ハイセンス」を意識する
常にアンテナをはって、注意深くいろんなものを探したり、感じたり、ふれたり。みがき抜かれたものを見る・聴く・かぐ・食べる・さわる…。人間の持つ五感をフルに使って、常になにが「美しい」「きれい」「素敵」なのかを意識することが大切です。そしてあなたがふれた一流のものは、より美しい体や心を作ってくれるはず。また、あなたが憧れている人が身の回りに置いているものをチェックしてみることも良い方法です。きれいな人がなにを「美しい」「きれい」「素敵」と言っているのかを知りましょう。今ではインスタグラムなどで簡単に見たり調べたりすることができますよね。情報があれば、実際にそこに出向いたり、それに触れてみたりもできるかもしれません。是非日々チェックしてみてください。
(2)内面の美こそ、一日にしてならず!
ウォーキングやポージング、アクティング(演技)、メイク…モデルになる上で絶対に必要なスキルはたくさんあります。どんな仕事をとるのかによって、必要なレベルは違ってきますが、せっかく素材が良いのに、スキルが足りないことで仕事の幅をせばめてしまっては本当にもったいないことです。努力しただけ、必ず自分に還ってくることですので、正しい知識を身につけて日々努力をしてみてください。ここをすっ飛ばしてしまい、ある程度年を取ってしまうと…周りは当たり前にできていることが、自分にはできない、なんてことにもなってしまいます。
モデルに必要なスキルは、専門の講師から学ぶことが一番の近道です。ネットの情報を真似てみることも時には必要ですが、その情報が正しいかどうか、その判断をすることが難しかったりもします。特にウォーキングやポージングは癖がついてしまうとそれをなおすことのほうが大変です。
(3)応援したいと思われる人に
時間を守れなかったり、撮影当日に体調を崩したり、服装が乱れている…。聞いただけでもだらしないですね。モデルというより前に、社会人としてしっかり自立しましょう。普段から生活がなっていない人を、周りが応援したいと思いますか?思わないですよね。表舞台に立つ人は、応援してくれるファンをつけることが何よりも大切です。もちろんそれは身近なスタッフや家族に対しても同じことです。応援してもらえるように、自立した生活を心がけましょう。
(4)話し方に、生き方が出ます
お仕事ですから、だいぶ年の離れた人とかかわることも多くなります。特に目上の人と話す時は、言葉づかい、そして話し方も注意です。はやりの若者言葉を使ってしまうなんてことがないように、普段の生活からキレイな話し方ができるよう、クセをつけましょう。テレビを見ていても話し方で印象が決まってしまうこと、多いですよね。しかもモデルのほとんどはオーディションなど、第一印象が勝負の世界です。素敵な人が素敵に見えるのは、この「話し方」も大きなポイントです。
(5)ファンをつける
モデルは現場でカメラマンやスタッフ、クライアント(お客さん)など、いろんな人と一緒に仕事をします。3でも言いましたが、カギとなるのはその人たちに、好きになってもらえるか。「この子を応援したい」っていう気持ちになってもらうこと、です。近くの人から好かれない人が、遠くの人から好かれると思いますか?そんな人が見た目だけで一瞬のファンはつくれても、それは長続きしません。今まで多くのモデルや芸能人に会ってきましたが、やはりこの業界に長くいる人はみんな「愛され」上手です。しかも自然とそれができています。おそらく日常のささいなこと、例えば挨拶ひとつから、習慣にしているのだと思います。常に笑顔で明るく元気に話し、周りに気をつかうことのできる愛されモデルを目指しましょう。
モデルは、ひとりでは出来ないお仕事です。周りの人と、いかにうまくやっていけるか…これが、モデルとしての成功のカギ。世の中の女の子だけじゃなく、現場のスタッフにまで好かれるモデル…まさに最強ですね。プロのモデルとして成功するために、見た目の美しさだけでなく、中身も美しい人になりましょう。