(1)やっぱり若いと有利なの?
モデルを目指す上で、ベストな年齢は13歳〜24歳と言われています。中学校に入るくらいの年齢で、この世界に飛び込んでくる人もたくさんいるんですね。学校に通いながらモデルを目指す子も世の中多く存在しています。モデルを本気で目指す子の中には、高校から既に通信制にするなどの子もいます。若いなあ、と思いましたか?若いのにはちゃんとした「わけ」があるんです。
(2)プロのモデルとして認められるまでには…
例えば、オーディションに合格したからって、じゃあ今日からモデルとして働いてください、って言われたら…教えてくれる人はいないし、何をどうすれば良いのかわかりませんね。どんなお仕事も同じ、さまざまなスキルを勉強し、プロのモデルとして活動できるようになるのは、時間がかかるんです。特に、20代前半の仕事が多いのがこの世界。ウォーキングやポージング、アクティングやメイクなどいろいろなレッスンを受けたりして、プロとして活動できるレベルになるためには、もちろん早めに始めた方がいいですよね。もちろんモデルの中には遅咲きのモデルもいますので、20代からレッスンを受けて活躍しているモデルもいます。
(3)年齢制限のないモデル!?
モデルのお仕事と一言に言っても、そのジャンルはさまざまです。ファッションショーをまずイメージされる人が多いかもしれませんが、実は世の中で一番多いモデルのお仕事は「コマーシャルモデル」と言われる広告のお仕事をするモデルです。(コマーシャルモデルについて詳しくはこちらの記事にて)そして、このコマーシャルモデルは年齢制限がありません。なぜなら、広告などのモデルには、イメージにぴったりと合うような役の設定がいくつもあります。なので、いろんな年齢層の人にチャンスがあるんです。実際、毎日テレビで流れているCMなどには、赤ちゃんからシニアまでいろんな人が出ていますよね。赤ちゃんモデルもいればおばあちゃんモデルもいる、それがこのコマーシャルモデルの世界です。
(4)逆に、年齢にきびしいモデル…!
年齢に厳しいモデルのジャンル、それが、パリコレをはじめとした、パリ・ミラノ・ロンドン・NYなど世界4大コレクションに出ているようなモデル。なんと、10代後半が中心で、最年長でも22〜23歳までが基本です。せ、狭き門ですね…!もちろんこれはあくまで目安ですので、25歳を超えてショーに出演しているモデルもいます。
数年前にはDiorが14歳のモデルを登用したことで問題視されていたこともありました。英国では16歳未満はモデル業が禁止されているようですが、フランスでは特に年齢制限がされていません。では日本はというと、日本では16歳から非正規労働者(アルバイトや派遣)として実際に働くことはできますが、業界では18歳以上から推奨を唱えている人たちも多いようです。
(5)最近、よく聞く「読モ」
「読モ」という言葉、最近はネットやSNSの流行から、そこまで多く耳にすることはなくなりましたが、「読モ」とは雑誌に登場する「読者モデル」のことを言います。「読モ」というとすぐなれそうなイメージを持っている人も多いのでは?たしかに事務所との契約などがないために、すぐになれるケースはほとんどですが、逆にそういった場合、事務所に所属していないためのトラブルなども耳にすることがあるので、活動の際には要注意です。
さて、年齢層は雑誌によって違ってきますが、読者モデルは10代〜30代が中心です。年齢層の高い雑誌には40代の読者モデルも存在しています。読モには、年齢以外にも大切なポイントがあるのですが…それはまた別の記事で紹介します!
モデルの年齢制限、いかがでしたでしょうか。あくまで実年齢よりも見た目年齢で勝負する世界ですので、まずはモデルとしてのスキルを身に付けぜひ挑戦してみてください。