(1)ともに歩む、パートナー
モデルとして関わっていくのは、まず事務所のスタッフやマネージャー。一緒に仕事をしていく大事なパートナーになります。時にきびしいことを言われても、それは成功を願う気持ちがあるから。何より、信頼関係がカギです。モデルのマネージャーの場合は、タレントさんと違って一人に1マネージャーという場合は珍しく、たいていの場合はマネージャーが多くのモデルを見ています。だから、というわけではありませんが、自分から積極的に事務所に顔を出したりマネージャーに相談する姿勢が大切です。結局お仕事を取ってくれるのはマネージャーになります。あなたがどういう人なのか、何を得意としたキャラクターなのかをよくわかった方が、マネージャーもプレゼンしやすいですよね。
また、悩み相談も他事務所のモデルなどにするよりかは、事務所のマネージャーにした方が良いと思います。マネージャーは様々なタイプのモデルを見ているので、悩みの答えの引き出しをたくさん持っています。
(2)仲間であり、ライバル
モデル同士のつながりや、事務所の先輩後輩という関係もあります。時には同じような悩みを持って励まし合い、また時にはライバルになることも。ただの仲良しこよしというわけにはいかない、ちょっとフクザツな関係ですが、良い関係性が、あなたをより成長させてくれます。
ただ、闘うべきは自分です。人と比べてばかりではネガティブになる一方です。周りの意見をうまく取り入れて、自分と周りと、うまく付き合うようにしてください。
(3)最もモデルを育てる○○!?
モデルとして仕事をしていく上で、一番大事なつながり_それは、クライアント、つまりお客さまです。現場で良いクライアントにめぐりあうことができれば、自分を成長させてくれる大きなキーマンになります。モデルは仕事の現場で一番成長できるお仕事です。お仕事をいただくクライアントもそうですが、そのお仕事に関わるカメラマンやスタイリスト、ヘアメイクさんなど、現場ではあなたの成長を一緒に支えてスタッフがいっぱいいます。
特にカメラマンなどのクリエイターさんは日頃から、多くの作品に携わっているため、あなたが全体の中でどのレベルなのかすぐにわかってしまいます。そして良いモデルと思われれば、それは他の人にも伝わります。
良いクライアント、良いスタッフにめぐりあうには、まずは自分が良い状態でいることが大切です。せっかくそのチャンスがめぐってきても自分がそのレベルに達していないければ、台無しになってしまいます。
良い仕事が、また次の良い仕事を運んできてくれますので、いつでも最高の自分でいれるようにしましょう。
(4)ご両親や身近な人の存在
あなたがモデルになりたいという思いを、心の底からだれよりも応援してくれているのはご両親やおじいちゃんやおばあちゃんなど、身近な親族ではないでしょうか。(もちろんそうではない人もいらっしゃると思いますが、精神的に一番近くにいる人があなたの一番の理解者だと思います)モデルになろうと決めてから、反対をされ、ぶつかったことがあったかもしれません。でもそれはあなたを想っているからこそ。芸能界やモデル業界は想像通りのきらきらした世界ですが、華やかな舞台の裏には多くの苦労があります。そして、表舞台で活躍できているひとはほんの一握りであることも事実です。あなたが途中でどんな辛い目にあうのか、それを考えたら止めたくなるのが愛情。あなたの本気度が伝われば、必ず最後は応援をしてくれるはずです。本気度が伝わるように、しっかりと説明する義務がありますね。
モデルは1人でできる仕事に見えますが、そうではありません。周りの人あってこそ、というのをしっかりと頭に入れておきましょう。そして、自分にとってプラスになる人間関係を作れるよう、日々の感謝と誠実さを忘れずに。