【モデルの必需品!】良いコンポジット・ポートフォリオとは?
コンポジット・ポートフォリオについて

【モデルの必需品!】良いコンポジット・ポートフォリオとは?

モデル業界に関わる上で、よく耳にする「コンポジット」そして「ポートフォリオ」。これからモデルを目指したい、という方にとっては、いったい何のことかわからないような言葉ですよね。でも、プロのモデルとして活動し、さらに活躍していくためには、この2つは欠かせません。今回は、言葉の意味から詳しい解説、そして良いコンポジットやポートフォリオを撮るためのアドバイスをしていきます。

まずは、コンポジットについて知ろう!

(1)まずは、コンポジットについて知ろう!

コンポジット、略してコンポジ。実は、モデル業界だけでなく、アニメやIT業界でも使われる用語なんです。モデル業界での意味は、宣材写真。モデルにとって名刺のような役割をしてくれます。

モデル事務所に所属するためにオーディションが行われますが、プロのモデルが仕事をゲットするためにも、オーディションを受けなければなりません。そして、ほとんどの場合、オーディションの前には書類選考がありますよね。その書類選考を勝ち抜くためにカギとなってくるのが、コンポジットです。

コンポジットは、どこで撮ってもらえばいいの?

(2)コンポジットは、どこで撮ってもらえばいいの?

一般的なのは、事務所の紹介するカメラマンに撮ってもらったり、知り合いのカメラマンに撮ってもらったり、町中にあるスタジオで撮ってもらったりなど。どんな方法でもいいのですが、大事なのは良いカメラマンに撮ってもらうこと。せっかく撮ってもらうなら、満足いくものにしたいですよね。

時には、カメラマンの撮りたい写真と、自分の撮りたい写真にズレが起きることだってあります。その場合は、自分を押し通すのではなく、両方が撮りたい写真をそれぞれ撮るなど、カメラマンとの歩み寄りも必要な時もあります。また、町中の写真館で撮影する場合も、口コミで評価を調べたり、撮影前にイメージをしたりなど事前に準備をするのも大事なことです。

ほとんどの場合、オーディションに呼んでもらえるかどうかが、この1枚で決まってしまいます。つまり、自分の人生を左右する1枚になると言っても過言ではありません。コンポジットの重要性、わかっていただけたでしょうか。

じゃあ、ポートフォリオって?

(3)じゃあ、ポートフォリオって?

実は、ポートフォリオも、モデル業界だけの言葉ではありません。「紙ばさみ」を意味する英語からきており、金融業界やクリエイティブな業界で使われることも多いのです。

では、コンポジットとポートフォリオの違い、わかりますか?ポートフォリオとは、ざっくり言うと自分の作品集やパンフレットのようなもの。モデル業界ではBOOKと呼ばれることもあります。表情やポーズを変えたいろんなバリエーションの写真や、これまでの仕事で撮ってもらった作品をまとめたもののことを言います。書類審査で必要になるのがコンポジット、その先のオーディションに必要なものがポートフォリオという違いもありますが、どちらも審査に使われることは変わりありません。審査員は、ポートフォリオによって外見だけでなく、仕事に必要な表現力の幅や、過去にどんな仕事をしてきたかなどを読み取ります。ポートフォリオを見ることで、モデルとしての質をズバリ見抜くわけです。

ここで注意。ポートフォリオは、思い出アルバムではありません。つまり、鮮度が大事。数ヶ月に1回は新しい写真と入れ替えて、よりよいポートフォリオを目指しましょう。

(4)良いコンポジット・ポートフォリオのためのアドバイス!

せっかくコンポジットやポートフォリオを作るのであれば、審査員の目にとまるようなクオリティの高いものにしたいですよね。それが書類審査やオーディションで見られるわけですし、力を入れないわけにはいきません。
大事なのは、日頃から写真をたくさん撮ること。雑誌のポーズや表情を真似したり、家族や友人に頼んでいろんな場所でいろんなバリエーションの写真を撮ってみたり…。つまり、写真を撮られることに慣れて、表情やポーズの引き出しをいつでも出せるように練習することが大事なんです。

モデルにとって、いかにコンポジットとポートフォリオが重要か、わかっていただけたでしょうか?コンポジットとポートフォリオが良いのに仕事がない、というのはありえません。裏を返せば、良い写真持っていることが、大きな武器になるんです。仕事を勝ち取るために、自分の良さを最大限に引き出したコンポジットやポートフォリオを用意しましょう。
そして、第2章では、受かるポートフォリオのためのアドバイスや、撮影を実際に行う前の流れを詳しく解説していきます。