【美も、信頼も、時間をかけて…】モデルと「自己管理」の宿命
モデルの仕事について

【美も、信頼も、時間をかけて…】モデルと「自己管理」の宿命

モデルで一番大切なことはというと…厳しいかもしれませんが、ずばり「見た目」です。例えばオーディションや撮影の現場でも、「第一印象」でほとんどのことが決まります。清潔感あふれる、キレイな人でいるために、気をつけるべきことを以下にまとめますが、どれもその根本は「自己管理」です。日常のちょっとしたことを気をつける、それは大きな結果につながります。

スタイルの良さ≠細さ

(1)スタイルの良さ≠細さ

標準以上の体重になってしまうことは、モデルとしてはありえないことです。でも、がむしゃらに細くなろうとするのも、注意!それは大きな勘違いです。目指すのは、ほどよい筋肉がつき、健康的な細さ。骨格やバランスによって、ベストな体型は人それぞれです。体重を気にするのではなく「見た目」が美しく見えるかどうかが大切なポイントです。どうしたら美しい体型になれるのか、プロにアドバイスを聞き正しい情報をもとにトレーニングなどに取り組んでください。ネット上には情報があふれていますが、正しい情報かどうかの見極めは身長に行う必要があります。また、自分らしい服、スタイルが良く見える服をチョイスする、ということもスタイルの良さとして評価される部分でもあります。日々何が自分にとってベストなのか、研究が大切ですね。

顔だけじゃない、全身の「肌」。

(2)顔だけじゃない、全身の「肌」。

モデルにとってニキビや肌荒れは最大の敵。普段からスキンケアには人一倍気をつかって、目指せツヤのあるお肌!です。スキンケアに関してはスタイル同様、普段の習慣がすべてです。顔だけでなく全身の肌をきれいに保つには、身に付けるもの、化粧品、そして、食べるものから気をつけることが必要です。ネットの情報ももちろん参考にはなりますが、まずはプロから正しいケアの方法を学んでください。スキンケアという点はもちろん大切ですが、肌に関して言えば、「ケガ」や「日焼け」にも要注意です。過去に、オーディションでは合格したのに、後日の本番で日焼けをしすぎて、その当日違うモデルにチェンジされた、という話を聞いたことがあります。そのモデルはそのクライアントから呼ばれることはなくなってしまいました。
モデルは「自分自身」が資本の仕事ですので、周りを裏切ることのないように、日々自己管理を徹底してください。それがきっと次のお仕事につながります。

ヘアスタイル&ヘアケア

(3)ヘアスタイル&ヘアケア

ヘアスタイルは自由ですが、自分に似合うもの、そしてキレイな髪を意識しましょう。いくらロングであまり美容室に行かなくてもいいという子でも、のびきったロングは、やぼったく見えてしまいます。また、そのお仕事のイメージとして髪型はとても重要なポイントでもあります。オーディションの時にはロングで、本番では許可なくショートになっていた、というようなことは許されません。髪型はあなたの個性でもありますが、クライアントは髪型も含めて、あなたのイメージとお仕事を結びつけています。ちなみにわたしの事務所のモデルは、1センチでも切るときはマネージャーに相談をしています。それくらい、配慮が必要なことだということですね。

(4)スキルのレベル=仕事のレベル

モデル特有のスキルとして、ポージングやウォーキング、演技、表情の作り方などがあり、仕事の内容によって、求められるレベルが変わってきます。つまり、あなたのレベルが上がれば、それだけ高いレベルのお仕事をとることができるということ。今の自分に満足しないで、いつでもスキルアップを目指しましょう。積極的にレッスンを受けたり、家でだってトレーニングできることはあるはずです。

(5)反応の早さ≒信頼の早さ

遅刻したり、勝手に休んだり…これって、モデルとしてというか、社会人としてどうなの?って思いますよね。絶対にやってはいけません。事務所やお客さんから信用されなくなってしまいます。そして大事なのが、「反応の早さ」。たまに全然連絡が取れないモデルがいて、マネージャーが困っていますが、そういう子はじょじょにお仕事がなくなっています。なぜでしょう、なぜなら、あなたの替わりはたくさんいるからです。あなたが名前の通った唯一無二の存在であれば、話は違ってきますが、オーディションで選ばれる走り出しのモデルは、ライバルが五万と居ます。事自分に回ってくるチャンスが増えるだけじゃなく、「この子は信用できるな」って思われます。まずが事務所から連絡がきたら、すぐ返事をするくせをつけましょう。

モデルとして仕事をするためには、いつでも自分自身のことを管理できていなきゃダメ。でも、ここに書いた注意事項は、実はほんの一部です。モデルとして気をつけなきゃいけないことって、本当にたくさんあるんです。自分がプロのモデルである、ということを毎日の生活から意識することが大切ですね。