(1)やっぱり体調管理
撮影など本番の時間は短いものもありますが、中には朝から晩までかかかるハードなスケジュールのものも。全てに完ペキな体調で仕事にのぞむのがプロです。油断して風邪を引いたり、ケガをしてしまったり、寝不足で肌が荒れちゃった!なんて、プロとして失格です。あなたの体調管理1つで、撮影にかかわるたくさんの人に迷惑がかかってしまいます。
やはり活躍するモデルやタレントさんを見ていると、一番ここに気を使っています。体調不良で休んだり、撮影日に元気がなかったり、一流の人でそういう人は今まで見たことがないかもしれません。歌手の人もそうですね。喉の調子がおかしくて今日は声が変なんです〜、なんて言い訳聞いたことがないですからね。体調管理も仕事のうち、と言いますが、本当にその通りです。特にモデルのような自分の身体が資本のお仕事は気をつけ過ぎるくらいでちょうどいいと思います。
(2)持ち物チェック!ベージュの下着は必須です!
お仕事によって持っていくものは違ってきますが、モデルの基本として、仕事の前に用意しておかなければいけないものがあります。難しいものではありません。基本は、以下の2点を必ず持っていくと良いと思います。
<どんな撮影にも持っていくと良いもの>
・ベージュの下着の上下
・ストラップレスブラ(ストラップが外れるもの、ヌーブラなど)
ベージュの下着がなぜ必要かわかりますか?雑誌の撮影などになると、当日に撮影する服は事前に知らされません。白い服や透け感の強い素材は下着が透けてしまいますね。下着までスタイリストさんが持ってきている場合は少ないと思ってください。プロのモデルはみんな、撮影の時はベージュの下着を身につけています。
また、ベージュの下着の中でも“シームレスタイプ”と呼ばれるゴムの線が出ないショーツなどはとても役に立ちます。ユニクロなどで売っていますのでぜひためしてみてください。
ストラップレスブラと呼ばれる、ストラップの外れるブラも必需品です。さっきの下着と同じで、用意された服が肩の出ているものだったり背中があいているものだったりするかもしれません。ただのストラップレスのブラだと背中を見せる服に支障がでてしまいうので、モデルの中ではヌーブラを活用する人も多くいます。
また、黒のパンプスが必要な場合も多くあったり、企画によっては私服で来てほしい、と言われる場合もあります。私服はもちろん自分の好きな服でかまいませんが、その企画に求められていることがどういう服のスタイルなのか、考えて用意することが大切です。わからなかったり不安な場合は必ずマネージャーに聞いてみてください。
読んでいてわかるように、もしこれが前日に気づいたことだったら…買いに行く時間がありません。早めに気付ければ、用意できるものも多くあります。準備は必ず早め早めにするよう心がけましょう。
服装以外でも、打ち合わせで渡された資料や小物が必要なこともあります。イレギュラーな場合に備えて、きちんと確認しましょうね。
(3)本番をスムーズに!自信をつけるために!
仕事が決まった時点で、どんなことをするのか、だいたいわかりますよね。ポージングやウォーキングももちろんですが、セリフや演技が必要な仕事だった場合は、ちゃんと練習しておきましょう。
ただ、こういったものは日々の積み重ねで身につくものです。前の日に詰め込みでちょっと練習したからといってできるようになるものではありません。
特にウォーキングやポージングは基本がとても大切で、一旦変なクセがついてしまうとなかなか抜け出せなくなります。ポージングに関しては、その仕事に合わせてさまざまな表現が求められます。プロとして一人前になるには、定期的にレッスンを受けて自分のレベルが今どこにあるのか確認をすることが大切です。いつ大きなチャンスが回ってくるかわかりません!いつでもどんな仕事にも、対応できるようになりましょう。
仕事をもらえたら、まずこれらのことを確認しましょう。前もって完ペキな準備ができていたら、仕事がスムーズに進むだけじゃなく、あなたの印象アップにつながります。一度印象がよくなれば、次の仕事にもつながることになります。ライバルとの差は、こんなところでつくかも…!